高校英語の基礎英文法問題part2です。出題は関係詞~。
今日の高校英語②
高校1年生(英検準2級レベル)から解くことのできる、高校英語の基礎問題です。解説の日本語訳は、理解しやすいように、なるべく直訳にしています。
問題:次のカッコ内から適切な語句を選びましょう。
関係詞の問題
(1) That was the year [on which, where, when] he was born.
関係詞を選ぶ問題です。先行詞が"the year", 形容詞節内(うしろ)に he was born があります。he was born に繋がるように考えると、[ ]内には、'in the year'に相当する語が当てはまります。
'in the year'は時を表す副詞句なので、正しい答えは関係副詞の、となります。選択肢に'in which'があれば、これも正解となります。
日本語訳:「それは彼が誕生した年だった。」
比較の問題
(2) Ken is the [taller, more tall, tallest] of the two boys.
"of the two boys" と、「2人の少年のうち」となっている点に着目します。2人あるいは2つのものを比較する場合、英語では比較級を用います。
したがって、正しい答えは、となります。the + 比較級 + of the two~ の形を覚えておきましょう。
日本語訳:「ケンは2人の少年のうち、背の高いほうだ。」
接続詞の問題
(3) Give the book to her when she [comes, will come, came] tomorrow.
"when" は「~の時」と訳し、時の副詞節を導く接続詞です。『時』や『条件』の「副詞節」では、未来の事柄であっても、動詞は『現在時制』で表します。
したがって、答えは、となります。副詞節を導く接続詞は他に、if(もし~ならば), till/until, as soon as, before, after, as などがあります。
日本語訳:「彼女が明日来た時、その本を彼女に渡してください。」
無生物主語の問題
(4) An hour's walk [went, arrived, brought] me to the village.
「一時間歩いて、私はその村に到着した。」
高校英語で頻出の問題です。An hour's walk「一時間の歩き」が主語になっています。'walk'を主語にした直訳で考えてみると、「一時間の歩きが私をその村へと連れてきた。」
'me'を目的語にするためには、「連れてきた」という意味の、が適切です。
話法の問題
(5) He asked me what time I [will arrive, has arrived, would arrive] at the station.
話法の『時制の一致』を考慮する問題です。主節の動詞が"asked"と過去形を用いているので、[ ]内の動詞は時制の一致により、過去時制にする必要があります。
したがって正しい答えは、となります。
直接話法:He said to me, "what time will you arrive at the station?" (「あなたは何時に駅に着きますか?」と彼は私に言った。)
冠詞・名詞の問題
(6) He goes to school only twice [the, a, on] week.
[ ]内に入る単語の意味を考えます。この文は、「彼は1週間に2度しか学校へ行かない。」という訳であることを想像します。 つまり[ ]内には、「~につき」という意味の単語が当てはまります。
したがって正しい答えは、となります。
"a"には、'each', 'every', あるいは'per'と同じように、「~につき」という意味で用いる用法があります。
代名詞の問題
(7) I have two sisters. One lives in Osaka, and [another, the other, other] in Tokyo.
"two sisters"なので、2人います。One(片方)が大阪で、もう一方が東京に住んでいるとのことです。[ ]内には、「もう一方」という意味の単語が入ります。
正しい答えは、です。
2人あるいは2つの物のうち、「片方」が'one'、「もう一方」は特定されるので、"the"を加えて 'the other' となります。
また、3人あるいは3つ以上の場合、「1つ」が'one'、「その他の1つ」は複数の中の不特定の1つです。このような場合、"an"を加えた'another'となります。
日本語訳:「私には2人の姉妹がいる。一人は大阪に住んでいて、もう一人は東京に住んでいる。」
形容詞の問題
(8) I had [a little, little, few] money, so I couldn't go there by taxi.
後半に、「タクシーでそこに行けなかった」と書いてあるので、[ ]内には、「ほとんど~ない」という否定の意味の単語が入ると推測できます。
a little「少し~がある(量)」, little「ほとんど~がない(量)」, few「ほとんど~がない(数)」という違いを押さえておきましょう。
お金は"量"なので、正しい答えは、となります。
日本語訳:「私はほとんどお金を持っていなかった。だからタクシーでそこへ行けなかった。」
副詞の問題
(9) This homework [will be never, will never be, never will be] finished in a day.
always, often, usually, sometimes などの頻度を表す副詞の位置を問う問題です。中学英語でも出題されることがあります。以下の原則を覚えておきましょう。
頻度の副詞の位置:一般動詞の「前」。be動詞の「後」。助動詞があれば助動詞の「直後」(たとえbe動詞があったとしても)。
助動詞"will"があるので、直後に配置します。答えは、です。
日本語訳:「この宿題は一日で終わらないだろう。」
否定・強調の問題
(10) [When it was, It being, It was] in 2015 that Tom had gone to India.
高校英語で頻出の強調構文の問題です。It is ~ that で挟まれた語句を強調します。この文では、"in 2015"が強調されています。
したがって答えは、となります。ちなみに強調構文の"It is ~ that"は、文のSVOCに関係なく、取り去っても自然な文のままです。→ … … in 2015 … Tom had gone to India.
日本語訳:「トムがインドに行ってしまったのは2015年のことだった。」
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